大人のスキンケア

美肌のプロが解説する絶対NGな化粧品の選び方7選

化粧品選び アイキャッチ

こんにちは! 漢方美容家 入江円香です。(最新のお知らせ

madoka
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「NGな化粧品の選び方を徹底解説!

 

いきなりですが皆さんは、

今使っている化粧品「ばっちり自分の肌に合っていて調子がいい」って言い切れますか?

もし言い切れないのだとしたら、それかなり勿体無い化粧品の選び方をしていて、この先どんなにお金をかけても肌がきれいにならないかもしれません!

 

というのも、私は元化粧品メーカーでエステの先生を長年していたのですが、プロから見て、「あ、この肌トラブルは化粧品選びが失敗しちゃっているな」というケースがたくさんありました。

 

ただ、毎年山のように化粧品が発売されるので

「結局化粧品ってどう選べばいいの?」

と思いませんか?

 

化粧品使い過ぎ

 

今回はそんな化粧品迷子の方に、化粧品選びのNGポイントをお伝えします。

 

これを読めば、今後化粧品選びで失敗して肌荒れすることや化粧品で無駄使いする事がなくなります。

 

私は10代の頃に化粧品迷子で少ないお給料の中から課金しまくって1000万円ぐらい無駄使いしてしまいました。

 

でも今回お話しする7つのポイントを押さえてからは、肌の調子がかなり良くなり 私の生徒さんでも

 

「肌がめちゃくちゃきれいになった!」
「化粧品への無駄使いをしなくて済むようになった」

 

とかなり好評です。

 

もしかしたら一般的には「これがいい!」って言われているものもあって、びっくりするかもしれないですが、是非飛ばさずに最後までご覧ください。

 

 

化粧品選びで大事なこと

美肌

まず、最初にめちゃくちゃ大事な大前提についてお話ししておきます。

この視点を持っているかどうかで、この先も化粧品選びで失敗するか、使うたびに肌がきれいになるかの大きな分かれ道になるぐらいの大事な事です。

 

それが何なのかというと・・必ず化粧品は自分の肌質に合わせて選こと。

 

あなたは、 インフルエンサーが薦めてたから・女優さんが使っているから・口コミが良かったという理由で化粧品を選んでいないでしょうか。

 

インフルエンサーや女優さんと皆さんの肌質ってまるまる同じじゃないですよね。

 

年齢・住んでいる地域・生活環境・食事の内容・遺伝の影響など、肌が作られる土台そのものから違いがあるから、肌の状態が全く同じというわけはないんです。

 

それなのに、きれいな○○さんみたいな肌になりたいから!と選んでも・・・

同じように綺麗になれるわけがないのはわかりますよね?

 

ただ最近のマーケティングは、売るためにいろんな広告塔を使って

「この人も愛用!」
「この人が推薦!」

と魅力的に見せてくるから、つい心が動いちゃいますよね。

 

化粧品 選び方

 

私も過去、課金しまくっていた時があるので、偉そうにいうつもりもありません。

 

ですが、24年美容の仕事で、肌トラブルへの相談に山ほど乗ってきた中で、この大前提を知らないから化粧品の選び方で失敗するということも思い知りました。

 

私のように化粧品選びで失敗して、化粧品で肌が荒れて欲しくないからこそ、誰かの真似をして化粧品を選ぶのではなく、自分の肌に合わせるという軸を持って選ぶことの大事さをまず知っていただきたかったんです。

 

なのでここからお話しする絶対NGな化粧品の選び方7選は、何がNGかの理由だけではなく、肌に合わせて選ぶポイントも交えながら解説しますので、1つずつ確認してみてくださいね。

 

1:原液100%化粧品

抗炎症成分

まず1つ目のNGは原液100%化粧品です。

この成分の原液が100%入ってます!

というのは何だか良さそうに見えちゃいませんか?

 

ヒアルロン酸やプラセンタが100%も原液が入っていると肌に良さそうだし、成分が濃そうだから多少高くても効果を期待しちゃいますよね。

 

ただ、これ本当に原液が100%入っているわけではないんです。

 

びっくりですよね。

というのも原液の表示にルールはないので、たとえコラーゲンの含有量が1%でも2%でも、「原液100%」と表示できるのです。

 

そもそも肌につけた時に馴染むように設計する上では、水や溶剤が必要です。

 

また、

●化粧品が腐らないようにするための防腐剤
●分離しないための乳化剤・界面活性剤

などが入っているのが一般的です。

 

そこから考えてみても、原液100%と書かれていても全ての成分というわけではないんですよね。

 

私も化粧品会社にいたので分かりますが、化粧品の販売ルールは年々厳しくなってきているので、化粧品会社各社は売るために、あの手この手でキャッチコピーを考えるものです。

 

なので、ある意味原液100%って上手い言葉だなと思ってしまいますが、原液00%は効成分だけで100%というわけではないのでお気をつけください。

 

 

2:オーガニックコスメ

ファンデーション

2つ目のNGはオーガニックコスなら安心!と思って選ぶことです。

「オーガニックコスメって肌に優しいんだよね?」と思うかもしれませんが それはそれぞれの肌質によります。

 

言い方を変えると、全ての肌質に優しいというわけではないということです。

 

オーガニックコスメであれば天然由来の防腐剤や乳化剤などを使って肌への刺激に配慮していると思いますが、

 

オーガニックコスメは、植物から抽出したオイルやエキスを使うことも多く、それが肌に合わない人もいるんです。

 

特に植物から抽出したオイル、これをエッセンシャルオイルとか精油と言います。

 

バラオイル 化粧品選び

これは物凄いパワフルな成分で、バラのエッセンシャルオイルを1滴抽出しようとしたらバラの花束を100本近く使うレベルの話です。

 

つまり、成分がかなり凝縮されています。

 

なので、私みたいに肌が強い人が使っても何ともないし、むしろ肌の艶が出るなどのメリットがあったり、肌が弱い人・また体調がよくなくて肌も弱っている場合であれば、強すぎることもあります。

 

というように、オーガニックコスメだから絶対大丈夫!とは言い切れないんです。

 

肌が荒れているのであれば、最適解はオーガニックコスメを使うんじゃなくて、むしろスキンケアをしないのが正解です。

 

肌が回復するまで何もしないで休めてあげて、調子が戻ったらいつもの化粧品から慣らしていってください。

 

あとオーガニックコスメが売れるからと、オーガニックな成分をほんの少ししか入れてなくて、他はガッツリ石油由来の成分なのに「これはオーガニックコスメです!」と売っているメーカーさん、実はすごく多いです。

 

私が元々いた化粧品会社は日本でも有名なオーガニックコスメブランドを扱う会社だったので、オーガニック市場の勉強もしていましたが、このカラクリを知った時は、本当にびっくりしました。

 

だから私がオーガニックコスメを選ぶなら、ちゃんと心が伴っている・スタンスがしっかりしているメーカーさんを選ぶようにしています。

 

最近だとマルティナを扱うおもちゃ箱さんってメーカーの社員さんとお話しする事があって、製品ももちろんいいですし、何よりも自分の会社の製品が好き!ってスタンスでお客様に紹介しているんですよね。

マルティナ

ちなみに敏感肌の方であれば、シアーナシリーズは肌の揺らぎに対応できるスキンケアラインなのでおすすめですし、私も花粉とかで肌荒れした時に使っています。

 

3:業務用サイズの化粧品

化粧品選び 業務用

3つ目のNGは業務用サイズの化粧品を買うです。

 

好きで使うものなら沢山入っている業務用であれば、しょっちゅう買わなくていいから手間が省けるし、市販のものよりお得感もあるので、一見魅力的に見えますよね。

 

なんですが!

 

あくまで業務用というのは使う回転数が多いことを前提に作られているのであって、これを家庭で同じスピードで使い切れるかと言ったらそうではないですよね。

 

例えば、エステサロンであれば、1日に5人のお客様に使い1ヶ月で使い切る計算だったとして 皆さんは1つしかない自分の顔に、1日5回も使わないですよね?

 

となると、かなり長いことその化粧品を使うことになります。

 

化粧品選び デメリット

 

ここに、デメリットが2つあります!!

1つは長期期間使うことによって、化粧品の酸化リスクがかなり上がること。

酸化した化粧品を塗ろうなんて、わたしは考えるだけで怖いですが 肌荒れ・シミなどの原因になります。

 

2つは市販のものと全く同じ成分じゃない場合があるということ。

業務用はエステティシャンのテクニックと併せて使うことを考えて 手の滑りが良くなるための成分を配合していたり、何かしらの成分が濃く配合されることもあるので 、それを一般の方が使って大丈夫かと言ったらそうは言い切れないこともあります。

 

というのも、 私が以前勤めていた化粧品メーカーではその辺の管理をものすごくしっかりしてたので 業務用は社員でも買えませんでしたし、 自宅使用をしないでねと言われていました。

 

が、それを個人用に使用した方がいて、結果 肌に負担になっちゃった事があったんです。

 

やはり化粧品は使い切れるサイズで 劣化する前に使う事が大事!

 

市販で売られている化粧品のサイズってちゃんと意味があるので 皆さんは、ぜひ使い切れるサイズを買うようにしてくださいね。

 

4:コスパだけで化粧品を選ぶ

化粧品選び コスパ

4つ目のNGはコスパだけで化粧品を選ぶです。

 

化粧品は、毎日使うものだからこそコスパがいいものを選びたいのは分かります。

コスパを重視することを頭ごなしに否定するわけではないです。

が、安いという視点だけで選んだ化粧品が実は肌に合わなかったってことなどはよくある話です。

 

例えば最近石鹸を使って肌を洗う方が増えてきていますよね。

化粧品選び 石鹸

石鹸であれば安いものだと数百円で買えるしいいものもたくさんあります。

ですが、石鹸は脱脂力がすごいので肌が乾燥しやすい人とか小じわができやすい人には向かず、どちらかというとアミノ酸系の優しい洗顔料を選ぶほうが向いています。

 

私自身も石鹸は買うし色々持ってはいますが、年中通して使うかと言ったらそうではなくて、皮脂や汗の量が増える初夏から夏にかけて使って、他の季節にたくさん使うことはあまりなかったりします。

 

また最近ですと、この安い化粧品とこの高級化粧品の成分が似てる!だから安い方でも大丈夫だよ!って情報も多いですよね。

 

ちゃんと成分を見て比較して、探し出してくるのは本当にすごいなーと思います。

 

5年ぐらい前にかなり話題になったのは「ニベアの青缶とクレーム ドゥ・ラ・メール、値段は大違いなのに、成分がほぼ一緒で効果が似ている」って説です。

 

ニベア

ニベアは数百円で買えて、ドゥ・ラ・メールは5万円以上するから、コスパだけで考えたらそりゃニベアのほうがいいですよね。

 

じゃあ、本当に成分がほぼ一緒かと言ったら、どちらもミネラルオイルが入っているけど ドゥ・ラ・メールは含まれているアルゲエキスの美肌効果が高いし、それをしっかり配合させてしかも肌馴染みを良くするための乳化にもこだわっているから 5万円にはやっぱり5万円する理由があるんです。

 

ニベアは美肌効果ではなくって、どちらかというと保護とか保湿に役立つものなので、それを美肌目的としてたっぷり肌に塗った先に、人によっては毛穴が詰まってニキビになったり、過剰な油分が酸化して黒ずみの原因になる可能性もあります。

 

なので、コスパだけに着目すると、美肌目的とすり替わってしまうこともあるので、肌をきれいにしたい・肌荒れしたくないのであれば、コスパ以上に、ちゃんと自分の肌に合うかどうかという視点で選びたいですね。

 

 

 

5:保湿化粧品ばかり力をいれる

化粧品選び 保湿

5つ目のNGは、 保湿する化粧品ばかり力を入れて買うです。

 

というのは、多くの方が肌をきれいにするために化粧水・美容液・クリームには投資をするのに、クレンジングや洗顔などの洗うものは勿体無いからと、とりあえず落ちればいいかと強力に落ちる安いクレンジングを買ったりぬるま湯だけで顔を洗ったりするケースがあるんです。

 

確かに肌を落とすものよりつけるものにお金使ったほうが有意義そうだし、肌にも良さそうだって思いますよね。

 

なんですが・・!これ逆なんです!

 

肌を本当にきれいにしたいならば、まずしっかり手をかけるべきは汚れを落とすこと 汚れが落ちてない毛穴も詰まった肌に、どんなにいい化粧水や美容液を塗ったとしても、メリットは薄いです。

 

考えてみてください、ちゃんと洗ってないフライパンを使っていい食材でご飯作っても美味しく仕上がりますか?

 

 

それと似たようなレベルなんです。

 

これ美容のプロの中では、当たり前中の当たり前の話で もしこの話を知らないエステティシャンがいたら、その人はまだまだ修行が足りないってレベルになるぐらい大事なことです。

 

何度も言いますが、肌をきれいにするならばまず肌の汚れを適切に落とすこと!

 

ちなみに私も化粧品で年間1番コストをかけているのは、クレンジングと洗顔アイテムです。

 

肌の調子が昔よりもかなりよくなったので、洗顔後は化粧水だけで大丈夫って日もあるぐらいになりました。

 

 

6:機能性化粧品や医薬部外品を過信して選ぶ

化粧品選び 機能性

そして6つ目のNGは機能性化粧品や医薬部外品を過信して選ぶです。

 

最近シワが浅くなる!シミが薄くなる!みたいな化粧品増えたと思いませんか?

 

これは各種メーカーさんが努力して開発してくれているので、昔よりも機能性が高い化粧品が増えてすごいなーと個人的にも思います。

 

が、これもちゃんと定義を知っておかないと、痛い目をみることになる可能性があります。

 

というのも、10年前にカネボウの美白化粧品で白斑というトラブルがかなり話題になりました。

 

皮膚科

 

「医薬部外品有効成分“ロドデノール”」これが肌色が白く抜けちゃう白斑を引き起こしてしまいましたね。

 

医薬部外品ってこういう機能的な成分を入れることによって、化粧品では謳えないシミが薄くなる!シワが浅くなる!という表現ができるようになっています。

 

皆さん、これすごく大事なことなんで別の言い方をしてもう1回説明しますが 化粧品と医薬部外品は違います。

 

化粧品ではシミが薄くなったりシワを浅くさせることはできないし表現もしちゃいけないってルールになっています。

 

これまだまだ知らない方が多いですし、美容のプロとたくさん接してきたわたしは、プロでも知らない人もいます。

 

皆さんにはちゃんと知ってもらいたくお話ししています。

 

で、それを知っていたとしても

「じゃあ、化粧品じゃなくて医薬部外品使ったほうが良さそうじゃん!」と思う人も多いですが

 

あくまで医薬部外品は特定の肌トラブルや肌症状がある人に向けて作っているので、誰もが向いているかと言ったらそうではないこともあるし 長期的に使っても大丈夫かと言ったら、そうじゃない場合もあるんです。

 

それはなぜかというと、機能性成分が強いからです。

 

有効成分は特定の問題にアプローチしてくれる力がある反面、デメリットがあるものもあります。

 

さっきの白斑もそういうことですよね。

 

なので頼るのであれば、次にお話しする項目を整えることをやりつつ、短期集中で使うのがおすすめです!

 

7:肌トラブルを治すために化粧品を選ぶ

乾燥肌

7つ目のNGは、肌トラブルを治すために化粧品を選ぶことです。

 

と聞くと「いやいやまどかさん、肌トラブルを無くしたくて化粧品を使うんじゃん!」って思うかもしれないですが さっきも少しした話を思い出してみてください。

 

化粧品には肌トラブルを治す作用はありません。

 

治すと言ってもいけない。

 

でも多くの人が治ると思っていたわけですよね。

 

じゃあ、肌トラブルってそもそもなんで起こるのかっていうと、実は大半が皆さんの体質からきているんです。

 

これは中医学の考え方に「皮膚は内臓の鏡」というものがあり、皮膚に起こるトラブルは内臓の不調からくるよということです。

 

皆さんも、便秘だったらニキビができやすいというのは聞いたことがないでしょうか。

 

化粧品選び 腸と肌

 

便秘だと腸内で便が腐敗して悪玉菌が大量に増加し、アンモニアなどの有害物質が発生しそれがターンオーバーを妨げてしまい、ニキビや吹き出物、肌荒れを引き起こすと考えられています。

 

それ以外にも、冷え性だと肌の乾燥がひどくなるし、疲れやすいと肌の免疫力も下がって肌荒れしやすくなるし、イライラしていると肌が赤くなりやすいというように肌トラブルと体質ってめちゃくちゃ関連があります。

 

その体質を整えようとしないで化粧品だけに頼ったとしても、化粧品は肌トラブルを治す力はないので、結局お金だけ使う割には肌がきれいにならないというかなり大きな落とし穴にハマってしまうんです。

 

化粧品の本来の役割は、肌を清潔に保ち必要な保湿・保水をすることで肌を健康に保つこと!

 

本当の意味で肌をきれいにするならば、化粧品も使いつつ、身体の不調を整えたり、食事を整えることも含めてトータルでケアして欲しいなと思います。

 

まとめ

肌悩み別 お茶

いかがだったでしょうか?

 

もしかしたら今日わたしがお話しした内容の中に、まさかこれはよくなかったのか!とか、やっちゃってた!ってこともあったかもしれないですね。

 

でも安心してください、もし当てはまっていたとしてもきれいな肌を作っていく上で大事なのは、これから何を選ぶかです。

 

肌には代謝という素晴らしい機能があって生まれ変わりができる、つまりいつからでもきれいにしていくことは可能な特徴がありますので、この記事を参考に、間違った化粧品の選び方から解放されて、どんどん肌をきれいにしていってもらえたら私も嬉しいです。

『美容情報迷子やコスメジプシーな女性必見!』
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